快適なインターネットの回線速度とは?目安を分かりやすく解説

毎日のように使うインターネットだからこそ、スピードに余裕が欲しいですよね。

「現在のインターネットが遅くて困ってる」
「もっと速度が速い回線に乗り換えたいな」
と考えている人のために、この記事では次の点を具体的に解説します。

  • インターネット利用用途ごとの快適な回線速度の目安は?
  • 各インターネット回線の平均速度って実際にどれくらい?
  • 速度重視のインターネット回線でおすすめは?

インターネットの回線速度について分かりやすく説明しますので、ぜひ参考になさってくださいね。

回線速度がこれだけ出れば快適!目安をチェック

本当におおまかな基準をいうと、回線速度は20Mbps(メガビーピーエス)※あれば十分に快適といえます。

これは、高画質のストリーミング動画を観たり、通信量が多いオンラインゲームを遊んだりするのも快適なスピードの目安です。スマホでYouTubeを観る程度であれば、回線速度が5Mbpsも出ていれば快適ですよ。

※1Gbps(ギガビーピーエス)=約1,000Mbps

20Mbpsって意外と低いですね。光回線は1Gbpsで50倍だから余裕でしょ!

いやいや、そう単純なものじゃないんだよ。次の説明を見てみよう。

最大速度よりも実測速度が大事

光回線の最大速度1Gbps、WiMAXの最大速度440Mbpsといった数値は、あくまで理論上の最大速度です。実際のスピードは、様々な要因によって最大速度の10分の1程度まで落ちると考えるといいでしょう。

また、時間帯によっては通信が混雑するためさらに落ち込み、光回線でも10Mbps以下になることすらあります。ですので、宣伝で強調される最大回線速度をあてにせず、実際に出る実測速度を知るほうが大事なわけです。

利用用途ごとの快適な回線速度の目安-下り(ダウンロード)

どれくらいの回線速度でどんな通信(下り)の用途が快適にこなせるのか、下記にまとめました。

回線速度利用用途(下り通信)
~1Mbpsブラウジング(テキスト)、メール受信、LINEやり取り、YouTube(~360p)視聴
~3Mbpsブラウジング(画像+テキスト)、YouTube(~720p)視聴
~5MbpsYouTube(~1080p)視聴、通信量が少ないスマホゲーム
~10MbpsNetflixの動画再生(低画質)、PCオンラインゲーム
~20Mbps4K動画のストリーミング再生

Netflix大好きなんですけど、低画質でもPC画面上だと十分観れるんですよ!

回線速度が最低10Mbpsあれば、そこそこ快適ということだね。

利用用途ごとの快適な回線速度の目安-上り(アップロード)

上り(アップロード)を快適にこなせる回線速度の目安は10Mbpsです。アップロード通信に対する快適な回線速度も、具体的に見てみましょう。

回線速度利用用途(上り通信)
~1Mbpsメール送信、Twitterのツイート、SNSでつぶやき
~3MbpsSNSで写真投稿、LINEでビデオ通話
~10MbpsSNSで動画投稿、大容量データの共有

オンラインゲームをするならPING(ピン)も重要

オンラインゲームをする人にとって、回線速度とは別にPING(ピン)も重要です。

PINGはデータ送信して応答が返ってくる速度(応答速度)のこと。単位はms(ミリセカンド)または単にmで表し、数値が小さければ小さいほど速くなります。

オンラインゲームをするのであれば、PINGが50m以上だと動きがカクカクになる場合も。できれば20m以下だと、スマブラやスプラトゥーンなど通信量が多いオンラインゲームも快適に遊べます。

WiFi接続よりも有線LAN接続のほうがPINGが小さくなるので、PCオンラインゲームをするのならLANケーブルをつなげるのがおすすめです。

インターネット回線速度を測定する方法

快適な速度が分かったところで、今度は自分のインターネット回線の速度を測定する方法を紹介します。

ネットスピード測定サイトはいくつもありますが、中でも「Speedtest.net」がおすすめ。GOをクリックするだけで、ダウンロード/アップロード/PINGが計測されます。

ニンテンドースイッチで遊んでてなんか遅いなと思ったら、PINGの数値が高くなってました(´;ω;`)

新卒くんもWiFiの乗り換え時かもね。

各インターネット回線の平均通信速度

ここから、インターネット回線ごとの実測速度を紹介します。

参照したのは測定サイト「みんなのネット回線速度」で、直近3ヵ月間で計測された数値を元に平均を割り出しています。なお、速度は通信環境によって大きく変動するため、下記の数値はあくまで参考程度であることをご理解ください。

平均通信速度(下り)-光回線

順位光インターネット名平均速度(Mbps)順位光インターネット名平均速度(Mbps)
1コミュファ光30011Softbank光187
2NURO光27012ぷらら光171
3ピカラ光26213J:COM光166
4メガ・エッグ光23014ドコモ光156
5auひかり21315ビッグローブ光155
6So-net光プラス21016KCN光154
7ZTV光19817フレッツ光ネクスト154
8eo光19818Yahoo!BB光152
9IIJmioひかり19619@nifty光142
10BBIQ光19020OCN光142

フレッツ光回線よりも、独自の光回線を使用しているコミュファ光やNURO光のほうが平均速度が速いことが窺えます。

フレッツ光回線を使用した光コラボの中では、So-net光プラスが最速という結果に。

ただし上記はあくまで平均速度で、夜にはスピードがガタ落ちすることもあるよ。

まずは評判とかもしっかりチェックしておきたいですね。

平均通信速度(下り)-LTE回線(スマホ)

順位WiFiサービス名平均速度(Mbps)順位WiFiサービス名平均速度(Mbps)
1NTTドコモ646DTI SIM32
2au517IIJmio23
3UQ mobile438mineo22
4ソフトバンク409BIGLOBEモバイル19
5Y!mobile3610OCNモバイルONE19

大手キャリアのスマホが平均速度の上位を独占するかと思いきや、UQ mobileが格安SIMでありながらソフトバンクを抜いて3位に入っています。

料金は安くても通信速度を妥協したくないなら、UQ mobileは一押しです。

平均通信速度(下り)-LTE回線(WiFi)

順位WiFiサービス名平均速度(Mbps)
1NEXTmobile45
2ハッピーWiFi37
3ソフトバンクエアー25
4どんなときもWiFi24
5縛りなしWiFi21
6カシモWiMAX20

無線WiFiサービスの中では、NEXTmobileが平均速度が最も速いという結果になっています。

今話題の「どんなときもWiFi」も、快適な回線速度の目安20Mbpsを上回っているので良さげですね。

回線速度重視の人におすすめ!インターネット回線

何よりも回線速度を重視する人におすすめのインターネット回線を紹介します。

  • 光回線なら・・・・・NURO光
  • WiFi回線なら・・・・NEXTmobile
  • スマホ回線なら・・・UQ mobile

光回線なら「NURO光」がおすすめ

NURO光(ニューロ光)は、SONY系列のソニーネットワークコミュニケーションズが提供する光インターネットです。

独自のダークファイバーという光回線を使用しているため、通信混雑も少なく常に安定した高速通信が可能。通信量の多いPCオンラインゲームのユーザーを始めとして、ネットのヘビーユーザーに大人気となっています。

ただし未提供エリアもあるので、まずは公式サイトにて提供エリアを確認するといいでしょう。

WiFi回線なら「NEXTmobile」がおすすめ

ネクストモバイル

WiFi回線で速度を重視するのであれば、NEXTmobileはかなりおすすめです。ソフトバンクのLTE回線を利用しており、WiMAXにはある3日10GBという速度制限の壁もありません。

データ容量は20GB/30GB/無制限から選ぶことができ、料金も3千円台とお手頃。週末はたっぷり動画を観るといった使い方をするなら、NEXTmobileを検討するといいでしょう。

スマホ回線なら「UQ mobile」がおすすめ

スマホ回線で速度が速く料金も安いのがUQ mobileです。キャリア並の回線スピードが出るにもかかわらず、月額料金は2,000円を切るのが魅力といえます。

そもそもUQ mobileはKDDIが運営しており、auのサブブランドという位置づけ。大手ならではの安定感もあるので、格安SIMはちょっと心配・・・という人でも安心して申し込めます。

快適なインターネット回線速度のおさらい

インターネットを快適に利用するには、以下の回線速度が出ていればOKです。

  • 下り(ダウンロード)・・・20Mbps
  • 上り(アップロード)・・・10Mbps

オンラインゲームをするのであれば、PINGが20m以下だと快適といえます。

通信が一番混む夜間や休日でも20Mbps以上スピードが出ていればGOODだね。

僕も真剣にインターネットの乗り換えを検討しようかな・・・

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